ウェブサイトに個性と魅力を加えるのがWebフォントです。無料で利用できるものから高品質な有料フォントまで、目的に合わせて賢く選びましょう。特に有料フォントは、予算内で最大限の効果を得るための選択肢を理解することが重要です。
日本語と英語のフォントデータの違い
日本語フォントは英語フォントに比べ膨大な文字数になるため、ファイルサイズが大きくなりがちです。適切な種類や太さ(weight)を選ぶことで、サイトの読み込み速度を犠牲にすることなく、魅力的なデザインを実現できます。
日本語フォント
文字数:約6万5千文字(よく使うものは2万文字程度)
データ容量:5MB〜200MB 重い。
注意点:表示速度の遅さに留意する必要がある
英語フォント
文字数:アルファベット最大265文字以下
データ容量:100kb〜200kb 軽い。
【無料】 日本語Webフォントサービス
「Googleフォント」は多言語対応のフォントを提供しており、日本語フォントも48種類と充実しています。Noto Sans JPなど、幅広い言語に対応したフォントが利用可能です。
代表的なフォント Noto Sans JP
Noto Sans JP はGoogleとAdobeが共同で作っている日本語を含むオープンソースのフォントです。セリフ体とサンセリフ体の両方があります。あらゆる言語に対応する目的で開発が続けられています。多言語を使用するWebサイトなどで、イメージを統一させたい場合にも使いやすいフォントです。
また、少し個性的なフォントは Google Fonts + 日本語 でも選べます。
【有料】日本語 Webフォントサービス(2021.11)
有料サービスも無料トライアルや利用限度内での無料使用が可能な場合があります。料金体系はPV数や契約期間に基づいており、例えば「TypeSquare」では以下のプランがあります。
TypeSquare(モリサワ)
・無料プラン:月1万PVまで
・有料プラン:月額2,200円から(月25万PVまで)
Adobe Fonts
「Adobe Creative Cloud」契約者は無料
FontPLUS
無料プラン:トライアル6ヶ月
有料プラン: 1,100円〜/月(PVに応じて課金)
フォントを使うときの注意事項
フォントを使う際には、著作権違反を避けるための注意点があります。たとえば、自分でフォントファイルをサーバーにアップロードするのは著作権違反になる場合があります。
また、フォントの選択はスマートフォンなどのデバイス互換性も考慮する必要があります。
スマートフォンでも表示できる書体かどうかを確認しましょう。
適切な日本語Webフォントの選択は、サイトの印象を決定づけます。今回ご紹介した情報を参考に、賢い選択をしてください。